第51回 交通安全推進協議会について
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今期より、町田市交通安全推進協議会の会長に就任しました。町田市交通安全推進協議会は、町田警察署・南大沢警察署をはじめ交通安全協会や各公共交通機関、町内会自治会などの代表者により組織されており、春と秋に行われる「全国交通安全運動」の取り組みなどについて協議する機関となっています。
今回は、2021年度の交通事故状況について報告します。
町田警察署管内での交通事故概要について
- ・事故件数自体は増加している。
- ・特徴としては通勤・通学時間帯の事故が多く、年齢層としては20代から50代で半数を占めている。
- ・新入学を終えた児童が学校生活に慣れ、事故が増える傾向にある。
- ・これからの季節は二輪車の事故が増える時期である。
- ・二輪車の事故としては、車両の死角に入って、出会い頭に事故に遭うというケースがある。ライダーに対して、車間をしっかり取って相手に発見してもらう。また、横断歩道の前ではしっかり止まるという啓発をしていきたい。
南大沢警察署管内での交通事故概要について
- ・2021年は交通死亡事故0件であり、南大沢警察署設立以来、初めて交通死亡事故0件を達成することができた。
- ・交通事故件数(町田市内)は、昨年よりも25件増加している。
- ・状態別発生件数は、乗用車の事故が全体の5割を占めており、以下、自転車、歩行者の順である。
- ・路線別発生件数は、町田街道が39件、多摩境通りが22件となっている。
- ・南大沢警察署管内の子どもの負傷者の数は32名であり、警視庁全体で5番目に多いため、子どもの交通事故を如何に抑えるかが課題である。将来を担う子どもの交通事故を防ぐために各自治体を始め緊密な連携を取りながら適切な対策を講じていきたい。