第45回 東京都市議会議長会とは・・・
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現在の役職である、東京都市議会議長会について説明します。
東京都市議会議長会は、東京都26市の市議会議長を会員として組織される会議体であります。毎年持ち回りで役職が変わることから、26年に1回会長職を担うこととなります。
主な事業としては、各自治体の議員や事務局職員の研修を企画運営、各自治体間の相互連携、情報交換、市議会議長会としての意思を関係方面に投げかける等行っています。
この度、「東京2020オリンピックパラリンピック大会ライブサイトに関する要望」を全会一致で決議し、東京都に対し提出しました。(以下要約)
東京都が実施するライブサイトの会場は東京都全体で8ヵ所、うち7ヵ所が23区内で、多摩地域での実施は都立井の頭恩賜公園1ヵ所のみとなっている。
そもそもライブサイトは、会場に足を運べない人や会場から遠い人たちにも大画面による臨場感を体感してもらい、感動を共有することにある。そうした視点に立てば、大半の競技会場が集中する23区ではなく、遠方となる多摩地域でこそ、積極的にライブサイトを実施すべきである。
また、「コミュニティライブサイト」については、各市区町村の判断で実施可能であるが、費用は各市区町村が負担するものとなっている。以上のことから、東京都民全体で、真のオール東京の大会とするため、下記について要望する。
- 多摩地域におけるライブサイトの会場を大幅に増やすこと。
- コミュニティライブサイトを実施する際には、東京都が充分な財政措置を講ずること。
平成30年 11月20日 東京都市議会議長会 会長 若林章喜
この取り組みにより、東京都の2019年度予算や計画に変更があり、多少なりとも成果が出ました。