第24回 出初式とは
時事コラム の記事一覧
今年は、新年早々の公務として、東京消防庁の出初め式を観覧しました。議長代理ということもあって、来賓席に座ることが出来、大変貴重な経験させていただきました。さて、毎年恒例で行われる出初め式について説明します。
【出初め式について】
* 名称:消防出初め式。
* 起源:江戸時代(1659年1月4日)、『定火消(じょうびけし)』の顔見せの儀式
として上野東照宮で行われた。
* 背景:明暦の大火(1657年)により江戸の町は焼け野原となってしまい、当時の老中(稲葉伊予守正則)が『定火消』4隊を率いて気勢を上げた。このことが、江戸市民に希望を与えたことから恒例となった。
【消防団について】
* 歴史:江戸時代(1718年)に設立された『町火消』に由来。町火消は『初出』と称してはしご乗りなどを行った。
* 消防団員と消防署員の違い:消防団員は、通常は消防の仕事とは違う仕事をしていて、自分たちの地域で火事が発生したときに出動して消防署の人たちと協力して消火活動をします。(身分:特別地方公務員)
消防署員は、消火、救急、救助などを仕事として24時間体制で働いています。(身分:地方公務員)