第21回 議員提出議案
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3月議会の議員提出議案として、町田市議会『まちだ新世紀』会派は“町田児童相談所の早期設置を求める意見書”を提出しました。文章は若林作です。 以下が意見書の全文です。
平成16年に「児童虐待防止等に関する法律」及び「児童福祉法」が改正され、児童虐待の早期発見に向けた通告義務の拡大、児童相談に関し市町村が担う役割が法律上明確化されるなど、基礎的自治体である市町村の役割が重要となってきました。
町田市は人口40万を超え、児童虐待を含む子供をめぐる諸問題は困難を増しています。厚生労働省は児童相談所運営方針の見直しの中で、「安全確認までの時間を48時間以内に行なうことが望ましい」としました。現在、相談受理件数が八王子市に次いで2番目の多さである町田市を管轄している八王子児童相談所の体制では、迅速な対応には問題があることは否めません。
児童虐待によって子供たちが命を落とすことの無いよう、虐待防止や早期発見に力を入れるとともに、身近な地域に訪問調査や一時保護等に対応する児童相談所の設置は急務であります。
よって、東京都に対し、町田市に児童相談所を早期に設置するよう強く求めるものです。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
この意見書は、全会一致によって可決されました。