第11回 航空機騒音対策
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航空機の騒音問題は、米軍基地の周辺にかかわるどこの自治体においても、大変深刻な問題となっております。町田市においても同様に、厚木基地による騒音問題は日頃から議会でも問題視されていました。私の所属する『新世紀・自民』会派は、この問題について会派の最重要課題として取り組み、調査・研究、交渉を行ってきました。今回、同じ会派の先輩である藤田学議員が一般質問において会派を代表し、この航空機騒音対策について質問いたしました。質問の要旨は以下の通り。
* 地方自治体としての最大の責務は、市民の基本的な生活権の保障であり、騒音対策は必須の課題である。しかし昨年11月にはさらに騒音を引き起こす機種が厚木基地に配備され、一層うるさく感じている。
* 町田市も騒音測定器を設置し、騒音の体感値を実証し、政府の補助事業である住宅防音工事補助地域を拡大するよう働きかける必要がある。
* 会派の調査から、今後この住宅防音工事助成対象区域の見直しが行われており、その範囲が本町田まで広がり、対象住宅が一気に3万世帯も増えると予想される。それに伴い、市外業者がフライング的に受注している状況があるという。
* 今後、市民が安心して防音工事の発注ができるように、市の相談窓口といった受け皿づくりが必要である。また、防音工事の関連融資制度なども検討するべきである。
これら代表質問に対し、理事者は最大限努力をすると答弁があり、早速、市の広報においても注意を促す情報や、窓口に関する情報が伝えられていました。
また、質問を受け、地元業者による防音工事の協議会が設立されました。