第9回 条件付賛成討論
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今議会は、2004年度の当初予算の審議ということで、ある意味、この一年の町田市の動きを決定づける議会でありました。その中の表決で、私は、会派の代表として当初予算に対して条件付の賛成討論を行いました。まさに徹夜で考えた文章でありますが、紙面の都合上、賛成討論の全文を載せることはできませんが、今回はその内容を説明したいと思います。
今回の予算において町田市は、今までの事業の見直しとして、多くの町田市独自の予算を削る事となりました。行政は、審議が通る前でありましたが広報等で事前に公表していたため、各種団体から削る事に対する請願が多く提出されました。請願の審査に関しては各委員会で真剣に議論を行いました。結果は行政としての実現性も含め、可決であったり継続であったりと様々でありました。
今回、これらを含めた一般会計予算である第11号議案に関して、私の所属会派(新世紀・自民)の一致した考えとしては、今までの町田市独自の予算に関しては、市民に対して公平感のない予算についてはしっかりとした見直しが重要であるが、見直した後、その予算はどのようにするのか(スクラップ&ビルド)という市民への説明や、削るべきではないと考えられる予算については復活させなければならないという意見となりました。それに伴い、我々、最大会派として議会の責任ある立場から、当初予算に対し否決するという事は、本意ではないということで、条件付で賛成をするという事になりました。討論では、今後、歳出構造の徹底的な見直しは、一方的な制度の廃止や削減、また経費の一律カットなどによるものでなく、しっかりと精査した上、必要な所には再度計上させるべきという思いを込めて賛成しました。(詳しくは議会HPをご覧ください!)