第7回 傍聴と請願・陳情
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一般的に議会というものは、わからないことが多く、閉ざされた感があります。しかし本来は、議会の傍聴ができたり、また市民から直接、行政に対し要望できる、請願や陳情といった制度があります。今回はそれらについての解説です。
傍聴
傍聴は議会活動を知ることができるもっとも身近な方法です。本会議、各委員会は公開されており傍聴することができます。定例会は年4回(3・6・9・12月)召集され、会期日程は議会運営委員会において決めます。町田市では本会議場で行われる一般質問・質疑は84席、委員会室は30席の傍聴席が用意されています。また、12月議会より『インターネット放映』が始まります。本会議場の様子をパソコンで見ることができ、より議会が身近になるでしょう。
請願
請願とは、市民の意思(意見や要望)を市政に反映させる意図を持っています。これは請願権といい憲法第16条で保証された行為です。提出方法は紹介議員を通して個人でも、法人・団体でも提出することができます。議会に提出された請願は担当委員会に付託され審議(審査)をし、本会議でも採択、不採択等を決めます。その後、関係機関に送られ、処理経過についての報告を求めることができます。
陳情
請願と同じく市民が行政に要望すること。紹介議員を通す必要はなく委員会のみで審査、採決を行い、本会議での採決はありません。